Osamu Harada Memorial ”GALLERY INADOU"

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イベントの記録

ギャラリ-概要

原田脩作品集

原田脩

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                                   2013年7月吉日
平成24年度活動報告書

                                   館主 植田義浩

 (1)常設展
・第4期常設展
2012年7月に終了した第4期常設展は東日本大震災復興を祈念して、原田脩「みちのく」作品シリーズでした。会期中550人もの方に見ていただきました。

・第5期常設展
2012年7月末から2013年3月まで第5期常設展を開催しました。「原田脩 旅の足跡 近畿シリーズ」と題して京都・奈良・滋賀・兵庫・和歌山の古寺・名刹・瀧を描いた作品を展示しました。原田脩は高校の修学旅行で配られた「京都・奈良修学旅行 旅のしおり」を大切に持ち続け、関西に居を構え独学で絵の勉強を開始しました。近畿の古刹群、三輪山・飛鳥などは絵描きとしての原田を育て上げた「聖地」でもありました。

・第6期常設展
2013年4月から第6期常設展を開始しました。第6期常設展示は原田脩のスケッチと淡彩画を集めてみました。原田脩の残したスケッチはおよそ3,000枚近くに上ります。今回はその中のほんの一部を取り出して並べてみました。
多くは油絵作品のエスキースとして作成されたものですが、淡彩画はそれなりの作品として仕上げられています。スケッチがどのように油絵に変わっていったかが楽しんで頂けるよう、何点かのスケッチを油絵の作品と並べて展示しました。また、原田の友人たち何人かに原田に寄せる思いを綴ってもらい、原田脩交友録として、展示しています。

(2)特別展
 ・ランディータカキ・浅岡佳代作品展
2013年3月23日~3月31日
「THE  WAY-道」と題して彫刻家2人による彫刻・彫塑展を行いました。ランディータカキさんはハワイ在住の日系3世で、浅岡さんの紹介でギャラリー稲童に来てくれました。「ハワイ島の風:自然の息吹を形に」をテーマにして、出来上がったばかりのアトリエ・研修棟に3月7日から滞在して現地で制作し、展示即売を行いました。また浅岡さんも「日本の伝統を今に」をテーマに紙の彫塑を展示即売しました。

(3)ギャラリーイベント
・第2回 林 望先生講演会
2012年9月29日(土)開催  「懐かしきイギリスの日々」の演題で、若き日に過ごしたイギリスでの生活を語って頂きました。80人近い方が集まって、熱心に聞いてくれました。

・秋の句会
2012年11月10日(土) 斎藤三郎さんの指導で「秋の草花」をテーマに句会を開催しました。茶席も併設。20人参加、句会後はバーベキューを楽しみました。

・瀧月忌
 2013年3月23日(土) 原田脩の命日(3月24日)を記念して毎年開催しているもの。今年はアトリエ・研修棟の落成式とランディーさん浅岡さんの彫刻展開幕記念会として開催しました。ランディーさんの彫刻制作見学会も併せて行いました。

・ハモニカと歌の夕べ
  2013年5月11日(土) アトリエ・研修棟の完成を記念してはハモニカの後藤宏男さんと歌の池田正雄さんによるジョイントコンサートを開催しました。

(4)トピックス
・アトリエ・研修棟完成
昨年夏から取り掛かってきたアトリエ・研修棟が、多くの方々のご協力で何とかこの春に完成しました。3月にはハワイから彫刻家ランディー高木さんが来訪し、4月初旬までアトリエ・研修棟に滞在して作品を制作してくれました。この様子はKBCのテレビ番組でも紹介され、展覧会には多くの方に来ていただきました。当初の目論見どおり、「アーティスト・イン・レジデンス」(滞在型の創作活動)が実際に行われました。
5月、6月と仲間による宿泊試用期間を経て、協力会の皆様にも利用して頂ける目処が立ちました。